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無料版でも意外と高機能なパワーデータ解析サービス、「WattsBoard」を使ってみた

WattsBoard

「WattsBoard」というパワーデータ解析サービスを見つけたので使ってみました。

https://www.wattsboard.com/

最初にユーザー登録が必要です。
手順は簡単で、トップ画面から「Get Started Now」を選択し、サインアップ画面でメールアドレスとパスワードを登録するだけ。
サインインしたら、まずはデータインポートしてみましょう。

インポートは画面上部の「+」ボタンを押すとできます。

WattsBoard import button

インポートの方法は、Stravaからの取り込み、TAPIRIIKとの連携(これはまだ準備中)、ログファイルのアップロード、マニュアル登録のいずれかから選べます。

WattsBoard import

Stravaを選ぶと、過去のアクティビティにチェックを入れて取り込むことができます。
ただし、無料会員ではサインアップから24時間までは最大50件まで。それを過ぎて3日間までは125件、それを過ぎて1週間までは350件、という制限あり。ログファイルのアップロードも同様。
有料会員($5/月)だと制限はありません。
ちなみに無料会員はデータの解析にも少し時間がかかるようです。

無事に解析が終わると、「DashBoard」でこんなデータが見られます。

・Performance Management
Golden Cheetahで言えばPMCグラフに当たるもの。「Stress」(黄)がATL、「Fitness」(黒)がCTL、「Balance」(赤)がTSBに相当。
対象期間は画面右上のボックスから「過去○ヶ月」のように指定できます。

WattsBoard stress

・Intensity Level and Stress Factor
過去のアクティビティのTSSとIFを並べたようなグラフ。

WattsBoard IF

・Max Power Curve
お馴染みのパワーカーブ。
「全期間」「今年」「期間指定」の3種類を重ねて表示できます。

WattsBoard CP

・Max Power Profile
1秒から60分までのMAXパワーを、「全期間」「今年」「期間指定」の各期間ごとにワット/出力体重比/ランク付けで表示。(恥ずかしいので省略)

・Power Profile Trend
直近の日/週/月/年ごとに4種類の時間(5秒/1分/5分/20分)のMAXパワーを並べ、時間ごとの伸び具合を見ることができる。(まるで成長していない…)

WattsBoard power trend

・Time Spent in Zones: Power
各ゾーンの滞留時間(比率)の統計。

WattsBoard time spent in zones

ここまでは全体的な統計情報ですが、「Rides」を選ぶと個々のアクティビティについてこんなデータが見られます。
GPSのログと数値データは省略。

・Ride Data
お馴染みのライドデータ。マウスドラッグで範囲指定とズームはできるものの、切り出した区間の平均ワットなどは見られません。
グラフが拡大するだけというちょっと残念な仕様。有料版だと見られるのかな?
あと、標高データがないような気が。

WattsBoard ride data

アクティビティ単位のCPグラフとゾーン滞留時間は省略。

・Heartrate vs Power Scatter
心拍数と出力の散布図が見られます。結構マニアック。

WattsBoard heartrate vs powert

こんな感じで、無料版でも意外と高機能という印象を受けました。
Golden Cheetahのように区間を切り出して解析したりなど細かいことはできませんが、パワープロフィールやストレスバランスといった統計情報の管理には十分使えるかと。
特にアクティビティのマニュアル登録ができるのは個人的に高ポイント。(Xertはこの機能がまだない)
iOSのみですがスマホアプリ版もあるようです。

  1. 2017/08/08(火) 18:39:27|
  2. パワトレ関連
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What's My FTP?

What's My FTP

Xertから新しいConnect IQアプリ、「What's My FTP」がリリースされました。
これは簡単に言うとリアルタイムでFTPを測定してくれるというものです。(アプリのページはこちら

よし早速インストールして記事にしよう、と思ったら既に先人の素晴らしいレポートがあって心が折れたので(笑)、勝手にリンクを貼らせていただきました。

苦痛なFTP計測とはおサラバ?GARMINのアプリ「What's my FTP」を試す(やまちゃんの「CLIMB THE MOUNTAIN」さん)

ふむふむ、なるほどー。
勝手に計測してくれるのは便利だし、Stravaの推測値とのずれがほとんどないのもすごい。
早速インストールしてみよう。

  1. 2017/07/21(金) 18:25:09|
  2. パワトレ関連
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Xert Onlineのアクティビティ強度判定機能

有料のパワーデータ解析サービスである「Xert Online」に新機能が追加された模様。

Unleash your inner Cycling Beast(Xert Online)

「あなたの内なるサイクリングビースト(獣)を解き放て」、と。
自分にもビーストがいるなら早く目覚めてほしい(笑)
あと、リンク先の記事の最初の写真?CG?見てちょっとビックリ。すごいなこれ……。

それはともかくとして新機能は二つあります。一つは「Difficulty」という指標が新たに追加されました。

この紫の線がDifficulty。標高のように見えますが、別物です。

公園周回 - Difficult

おそらくMPA(※)をベースに計算しているのだと思いますが、要はこの線がぐんぐん上がって一定のラインに達すれば、内なるサイクリングビーストがガオーッとなっているということです。(いいのかその説明で……)
逆にこの線が上がりきらないとガオーッとなってないと。

もう一つは、アクティビティの内容に応じて自動的に難易度(=強度)判定がつくようになりました。
これは「どれだけハードに追い込めたか」を4段階で判定してくれます。

例えばこんな感じ。

Xert レーティング

自分のアクティビティを眺めた範囲で確認できたのは、「Easy」「Moderate」「Difficult」「Tough」の4つ。後ろにいくほどハードになります。

ポイントとしては、数秒~10数秒程度のごく短時間の高出力について、NPよりも正確に反映できるらしい。
NPって短時間高出力が反映されにくいんだっけな……。

まずは、これまでにStravaからXertへ同期した過去のアクティビティをいくつか見てみることに。

例1: 今朝のZwift50分流し →「Easy」
DifficultyのMAX値は41。

Zwift - Easy

例2: ある日のイオンモール練 →「Moderate」
DifficultyのMAX値は102。

イオンモール - Moderate

例3: ある日のおは鹿野山練 →「Difficult」
DifficultyのMAX値は119。

おは鹿野山 - Difficult

例4: ある日の袖ケ浦チーム練 →「Tough」
DifficultyのMAX値は122。

袖ケ浦チーム練 - Tough

例5: ある日のローラー(30+30×15本) →「Moderate」
DifficultyのMAX値は123。

ローラー - Moderate

ふむ。大体感覚と合ってるんだけど、最後のローラー、Difficultyが123まで上がってるのに「Moderate」なのはなんでだろう。
判定は単純にMAX値ではないのか?滞留時間も関係ある?ちょっとわからず。

まあこんな感じで、自動で強度判定してくれるのは面白いです。NPやらIFやらと睨めっこするよりとっつきやすいし。
欲を言えばもう少し細かく判定の種類があっても良かったかなと……。10段階くらいで。

ちなみにXertは有料サービスですが、無料会員でも一週間に一つならデータの解析ができるようです。特に詳しく分析してみたいログがあれば、アップしてみると興味深い結果が見られるかもしれません。(注:パワーデータが必要です)

※MPA→Xert独自の指標で、一定時間ごとのクリティカルパワーに対する達成度を数値化したもの。Golden CheetahのW'balに近い。
  1. 2017/06/08(木) 12:56:09|
  2. パワトレ関連
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Golden CheetahでTRIMPポイントからTSSを推測する方法

TSS vs TRIMP

つい先日、パワーメーターの電池が切れた状態でチーム練に行くことになり、TRIMPポイントに(かなり雑な)係数を掛けるとTSSをざっくり計算できるという話を書いたのですが、たまたまGolden Cheetahでその用途にぴったりのチャートを見つけたのでメモ。

その前にちょっと補足で、TRIMPというのは「トレーニングでどれだけ体に負担がかかったか」を心拍数を基に定量化したもの、TSSは心拍数ではなくパワーデータを基にしたものです。

TRIMPからTSSがわかると何が便利かというと、パワーデータがなくてもTSSを手入力すればCTLやTSBといった統計情報が歯抜けにならないということ。パワータップユーザーの方ならこの気持ちがわかるのではないでしょうか(笑)

あとはランやスイムなど他のスポーツを並行してやっている場合、複数種目のトレーニング負荷を一本化して管理できるメリットもあります。
要は(ちょっと懐かしの)パワーキャルですね。

以下に手順を記載しますが、前提としてパワーデータと心拍データがある程度蓄積されている必要があります。これは自分自身の統計情報を基に係数を生成しているため。

■ 手順
Golden Cheetah(3.4以降)を起動し、[Trends]メニューを選択。
[参照] > [Download Chart]を選択。
チャート選択ダイアログが出たら、右上の検索ボックスに「TRIMP」と入力し、[Reset Search]ボタンを押す。(エンターキーを押すとダイアログが閉じてしまうので注意)
検索結果が出たら、「TSS vs TRIMP」を選択し、[Download selected chart(s)]ボタンを押す。

すると[Trends]画面に「TSS vs TRIMP」チャートが追加されます。
もし画面の端に隠れて見えない時は、以下の矢印アイコンをポチポチ押すと出てきます。

▲ボタン

ここで冒頭のチャートが出てきますが、計算式を拡大してみるとこんな感じ。

TSS vs TRIMP 計算式

この式に従えば、例えばTRIMPポイントが300なら、(0.5425 × 300) + 24.3853 = 187.1がTSSの近似値となる訳です。

これはあくまで近似値ですが、自分自身の全データをサンプリングした結果なので精度は高いです。試しにTSSがわかっているアクティビティを使って答え合わせをしたら、かなり近い数値が出ました。
ただし、散布図を見てわかるように、TRIMPが低い(50以下)ほどTSSは実際より高めに、高く(100以上)なると今度は実際よりやや低めに算出されてしまうようです。この辺は個人差もあると思いますが。

このチャートは公式なものではなくGolden Cheetahのユーザーが作成したものですが、アップ日時を見たらつい2週間ほど前に追加されたみたいで、意外にもできたてホヤホヤでした。やはり海外にもパワーメーターの電池切れで悲しい思いをした人がいたのかな、なんて想像をしてしまいます。

そういえば以前紹介した有料のパワーデータ解析サービス「Xert online」で、XSS(意味的にはTSSとほぼ同義)のマニュアルエントリーができないのが残念と思っていたら、やっぱりそういう要望が強いみたいで、ユーザーフォーラムに「マニュアルエントリーはできないのか」といった書き込みがいくつも並んでいて、創業者のMastracci氏が「Comming soon...」と繰り返し回答していたので何だか可哀相になりました(笑)。でもそこさえ実装されれば文句なしなので期待したいところです。

  1. 2017/03/02(木) 12:38:14|
  2. パワトレ関連
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Golden Cheetahのフィルタ機能

Golden Cheetahのフィルタ

3.4からの新機能という訳ではないですが、意外と便利かもしれないと思ったのでメモ。
Golden Cheetahの画面の右上にある検索ボックスは以下の操作でフィルタボックスになります。

この虫メガネアイコンをクリックすると、

サーチ状態

このようにファンネル(漏斗)アイコンに。再度押すと検索ボックスに戻ります。

フィルタ状態

この状態で様々なフィルタ条件を指定すると、今までの全アクティビティの中から条件に該当するものだけを抽出できます。
条件に該当した場合、カレンダー上ではこのように日付の色が変わるのでわかりやすい。

カレンダー

以下、いくつかサンプルを。数値は適宜変えてください。
注意点としては大文字・小文字もサンプル通りに指定しないとうまく動きません。

・走行距離が150km以上のライドを探す

Distance > 150

・平均スピードが30km/h以上のライドを探す

Average_Speed > 30

・獲得標高2000メートル以上のライドを探す

Elevation_Gain > 2000

・最高ケイデンス200回転以上のライドを探す

Max_Cadence > 200

・最高速度60km/h以上のライドを探す

Max_Speed > 60.0
※数値によってはプリセットされているパラメタに勝手に補完されてしまうため、このように小数点以下まで指定しないといけない場合がある

・TSSが150以上のライドを探す

TSS > 150

・IFが0.9以上のライドを探す

IF > 0.900

・走行時間(休憩含む)が1時間以上のライドを探す

Duration > 3600
※単位は秒

・1時間あたりのベストNPが200W以上だったライドを探す

best(np,3600) > 200

・パワーゾーン4を10分以上キープしたライドを探す

tiz(power,4) > 600
※単位は秒

・心拍ゾーン4を10分以上キープしたライドを探す

tiz(hr,4) > 600

・平均パワーが出力体重比3倍以上だったライドを探す

Watts_Per_Kilogram > 3.0
※Golden Cheetahに体重を登録している場合のみ有効

・TSSが100以上、かつIFが0.9以上だったライドを探す

TSS > 100 && IF > 0.900

・走行距離が100km以上、または獲得標高が1000メートル以上だったライドを探す

Distance > 100 || Elevation_Gain > 1000

他にも沢山ありますが、興味のある方はこちらをどうぞ。

  1. 2016/12/11(日) 16:26:56|
  2. パワトレ関連
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