タイトル

Golden CheetahでTRIMPポイントからTSSを推測する方法

TSS vs TRIMP

つい先日、パワーメーターの電池が切れた状態でチーム練に行くことになり、TRIMPポイントに(かなり雑な)係数を掛けるとTSSをざっくり計算できるという話を書いたのですが、たまたまGolden Cheetahでその用途にぴったりのチャートを見つけたのでメモ。

その前にちょっと補足で、TRIMPというのは「トレーニングでどれだけ体に負担がかかったか」を心拍数を基に定量化したもの、TSSは心拍数ではなくパワーデータを基にしたものです。

TRIMPからTSSがわかると何が便利かというと、パワーデータがなくてもTSSを手入力すればCTLやTSBといった統計情報が歯抜けにならないということ。パワータップユーザーの方ならこの気持ちがわかるのではないでしょうか(笑)

あとはランやスイムなど他のスポーツを並行してやっている場合、複数種目のトレーニング負荷を一本化して管理できるメリットもあります。
要は(ちょっと懐かしの)パワーキャルですね。

以下に手順を記載しますが、前提としてパワーデータと心拍データがある程度蓄積されている必要があります。これは自分自身の統計情報を基に係数を生成しているため。

■ 手順
Golden Cheetah(3.4以降)を起動し、[Trends]メニューを選択。
[参照] > [Download Chart]を選択。
チャート選択ダイアログが出たら、右上の検索ボックスに「TRIMP」と入力し、[Reset Search]ボタンを押す。(エンターキーを押すとダイアログが閉じてしまうので注意)
検索結果が出たら、「TSS vs TRIMP」を選択し、[Download selected chart(s)]ボタンを押す。

すると[Trends]画面に「TSS vs TRIMP」チャートが追加されます。
もし画面の端に隠れて見えない時は、以下の矢印アイコンをポチポチ押すと出てきます。

▲ボタン

ここで冒頭のチャートが出てきますが、計算式を拡大してみるとこんな感じ。

TSS vs TRIMP 計算式

この式に従えば、例えばTRIMPポイントが300なら、(0.5425 × 300) + 24.3853 = 187.1がTSSの近似値となる訳です。

これはあくまで近似値ですが、自分自身の全データをサンプリングした結果なので精度は高いです。試しにTSSがわかっているアクティビティを使って答え合わせをしたら、かなり近い数値が出ました。
ただし、散布図を見てわかるように、TRIMPが低い(50以下)ほどTSSは実際より高めに、高く(100以上)なると今度は実際よりやや低めに算出されてしまうようです。この辺は個人差もあると思いますが。

このチャートは公式なものではなくGolden Cheetahのユーザーが作成したものですが、アップ日時を見たらつい2週間ほど前に追加されたみたいで、意外にもできたてホヤホヤでした。やはり海外にもパワーメーターの電池切れで悲しい思いをした人がいたのかな、なんて想像をしてしまいます。

そういえば以前紹介した有料のパワーデータ解析サービス「Xert online」で、XSS(意味的にはTSSとほぼ同義)のマニュアルエントリーができないのが残念と思っていたら、やっぱりそういう要望が強いみたいで、ユーザーフォーラムに「マニュアルエントリーはできないのか」といった書き込みがいくつも並んでいて、創業者のMastracci氏が「Comming soon...」と繰り返し回答していたので何だか可哀相になりました(笑)。でもそこさえ実装されれば文句なしなので期待したいところです。

  1. 2017/03/02(木) 12:38:14|
  2. パワトレ関連
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Golden Cheetahのフィルタ機能

Golden Cheetahのフィルタ

3.4からの新機能という訳ではないですが、意外と便利かもしれないと思ったのでメモ。
Golden Cheetahの画面の右上にある検索ボックスは以下の操作でフィルタボックスになります。

この虫メガネアイコンをクリックすると、

サーチ状態

このようにファンネル(漏斗)アイコンに。再度押すと検索ボックスに戻ります。

フィルタ状態

この状態で様々なフィルタ条件を指定すると、今までの全アクティビティの中から条件に該当するものだけを抽出できます。
条件に該当した場合、カレンダー上ではこのように日付の色が変わるのでわかりやすい。

カレンダー

以下、いくつかサンプルを。数値は適宜変えてください。
注意点としては大文字・小文字もサンプル通りに指定しないとうまく動きません。

・走行距離が150km以上のライドを探す

Distance > 150

・平均スピードが30km/h以上のライドを探す

Average_Speed > 30

・獲得標高2000メートル以上のライドを探す

Elevation_Gain > 2000

・最高ケイデンス200回転以上のライドを探す

Max_Cadence > 200

・最高速度60km/h以上のライドを探す

Max_Speed > 60.0
※数値によってはプリセットされているパラメタに勝手に補完されてしまうため、このように小数点以下まで指定しないといけない場合がある

・TSSが150以上のライドを探す

TSS > 150

・IFが0.9以上のライドを探す

IF > 0.900

・走行時間(休憩含む)が1時間以上のライドを探す

Duration > 3600
※単位は秒

・1時間あたりのベストNPが200W以上だったライドを探す

best(np,3600) > 200

・パワーゾーン4を10分以上キープしたライドを探す

tiz(power,4) > 600
※単位は秒

・心拍ゾーン4を10分以上キープしたライドを探す

tiz(hr,4) > 600

・平均パワーが出力体重比3倍以上だったライドを探す

Watts_Per_Kilogram > 3.0
※Golden Cheetahに体重を登録している場合のみ有効

・TSSが100以上、かつIFが0.9以上だったライドを探す

TSS > 100 && IF > 0.900

・走行距離が100km以上、または獲得標高が1000メートル以上だったライドを探す

Distance > 100 || Elevation_Gain > 1000

他にも沢山ありますが、興味のある方はこちらをどうぞ。

  1. 2016/12/11(日) 16:26:56|
  2. パワトレ関連
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Golden Cheetah3.4の新機能

Golden Cheetah3.4の正式版がリリースされたので早速いじってみました。

ダウンロードはここからできます。
http://www.goldencheetah.org/#section-download
リリースノートはこちら。
http://www.goldencheetah.org/release-notes.html

主な新機能は以下の通り。

・ FIT2.0のサポート
・ トレーニングビューでのANT+ FECのサポート
・ ワークアウトエディタ
・ ユーザーが作成したチャートの共有/ダウンロード
・ R言語を用いたチャート

他にも沢山あって、まだ全部は追い切れていませんが、個人的に気になったところだけピックアップしました。
以下、順に見ていきましょう。(間違いがあったら(たぶんありますが)ご指摘いただけるとありがたいです)

■ FIT2.0のサポート

2016年にFITファイルのフォーマットが新しくなり、FIT2.0になりました。前バージョンとの違いは開発者用のデータフィールドが追加されたこと。Connect IQに対応したデバイスであれば、アプリがモニタリングした独自データをFITファイルに記録させ、出力することができるようです。
(Connect IQ2.2と組み合わせれば、アプリが直接ANT+センサーにアクセスして得たデータを記録できる?)

ここは正直よくわかってないのでさらっと流します。すいません。
ちなみに従来のFITファイルが読み込めなくなる訳ではありません。

■ トレーニングビューでのANT+ FECのサポート

ANT+ FECはフィットネス機器を制御する新しいプロトコルで、わかりやすい例で言えばサイクルコンピュータやパソコンのアプリから自動負荷調節機構のあるトレーナーをコントロールし、あらかじめプログラムされたワット数で傾斜を再現する、といったことができます。

後で説明しますがGolden Cheetahにワークアウトを設計する機能が追加されたので、これと組み合わせて使う想定なのかなと。ただ、そもそも「自動負荷調節機構のあるローラー台」がメッチャ高い、という問題がありますが……。

■ ワークアウトエディタ

ちょっと今さら感もありますがワークアウトの設計機能が追加されました。場所は、[Tool] > [Create a new workout]。
作成の前に、ワットの絶対値指定か、FTP比か、勾配(距離と高低差)指定か、過去のアクティビティからの作成かを選べます。

絶対値指定だとこんな感じで割とよくある感じのUI。時間とワットをポチポチと入力していくだけ。

ワークアウトエディタ

お試しで作ってみたところ、ワットの絶対値指定だと「*.erg」、FTP%だと「*.mrc」(ファイル内にFTP値を持たない)、勾配と過去のアクティビティだと「*.crs」というファイル形式になりました。ergはZwiftに取り込めるらしいですがmrc・crsの方はわかりません。

面白いのはアクティビティからの作成。
あらかじめどこかの日のアクティビティを選択した状態でワークアウト作成画面を出し、「Import Selected Activity」を選ぶとこんな感じに。

アクティビティからのワークアウト作成

このまま「Finish」とやればワークアウトライブラリに登録されます。ここでさっきのANT+ FEC対応トレーナーがあれば、過去のレースや登った山の負荷をそのままローラー台で再現できると。
しかし、そもそも「自動負荷調節機構のあるローラー台」がメッチャ(以下略)

■ ユーザーが作成したチャートの共有/ダウンロード

個人的に一番興味を惹かれたところはここです。ただし環境の準備がかなり面倒なので、万人向けではないかも。
今までのバージョンでも数多くのチャートが用意されていましたが、3.4ではさらにユーザーが独自に作成したチャートを見ることができるようになりました。

場所は、画面上部のメニューで[Activities]または[Trends]を選んでから、[参照] > [Download Chart]。
ActivitiesとTrendsでは選べるチャートが異なります。

チャートサンプルその1、インターバルの検索(Interval Discovery)。

interval_discovery3

Activitiesのチャート一覧からダウンロードできます。ここにあるものは選択した個々のアクティビティについて分析するタイプ。

これはインターバルというよりも、あるレベルの出力が一定時間続いたのを自動検出してグラフ化してくれるというもの。白い線がFTPで、例えばレースや練習を振り返ってFTP以上の強度がどれくらい続いたのか、それが何回あったのかを確認できます。もちろんパワーグラフでもいいのですが、こちらの方が単純化される分パッと見てわかりやすい。

ちなみに右上は30秒おきのインターバル走を4回やっていますが、これくらいの間隔だと一本の線になってしまうようです。

チャートサンプルその2、TSBとIFの散布図(TSB v IF)。

TSB v IF

Trendsのチャート一覧からダウンロードできます。ここにあるものは基本的にこれまでの全てのアクティビティから傾向を分析するタイプ。
TSB(疲労度)とIF(強度)の組み合わせで、疲れすぎているのに無駄に頑張っていないか、逆に疲れが抜けているのに強度が低すぎないか、といった分析ができます。こういうの面白い。

左上が「疲れているのに頑張りすぎ(Overload)」、左下が「疲れていて強度も低い(Maintain)」、右下が「疲れが抜けているのに強度が低い(Junk)」、右上が「疲れが抜けていて強度も高い(Race)」、となっています。

自分の場合、機材の関係上ほとんどのレースでパワーメーターを使っていないのでサンプルが落ちていて、Raceが少ない。あとOverloadはそれほどなくて大部分がMaintain。まさしく現状維持。もっとしっかり回復させた上でRaceになるような練習を入れていくべきなのかな。

チャートサンプルその3、1時間パワーと20分パワーの回帰分析の散布図(1hr v 20min Power)。

Peaks

これもTrendsから。一般的に、FTP(60分最大パワー)は20分最大パワーの95%と言われていますが、あなたは本当にそうなのか?をグラフで示したもの。
自分の場合は平均が70.5%でした。低っ!
ヒルクライムや長時間のTTをやる人だと95%に近づくのかも。
いまいち何に使うのかよくわからないけどこういう変なチャートを眺めるのも楽しい。

で、ここまで紹介しておいて何ですが、これらのチャートはRという言語のライブラリを使って描画されていて、以下に述べる環境設定をしないと表示されません。
(中にはRがなくても表示できるものもありますが、対応していないチャートは真っ暗になります)
しかもこの前準備がかなり手間のかかるもので、残念ながら全然お手軽ではありません。手順を見て、これならできそうと思った方はぜひトライしてみてください。

■ R言語を用いたチャート(の設定手順)

話が前後しましたが、R言語とはデータ分析やデータ処理に特化したオープンソースのプログラミング言語です。
ユーザー作成チャートの一部はこのRをインストールしていないと表示されません。(というのに気がつくのに2日くらいかかった)

以下、インストールと設定手順をメモしておきます。

・ Rのインストール
まずRをインストールする必要があります。Golden Cheetah3.4がセットアップ済みという前提で、Windowsを例に説明します。

以下のページ(CRAN)で、「Download R for Windows」をクリック。
https://cran.r-project.org/

「install R for the first time.」をクリック。
「Download R 3.3.2 for Windows (62 megabytes, 32/64 bit)」をクリックして、Rのインストーラをダウンロードする。
インストールは全部「次へ」でOK。

・ changepointライブラリのインストール
以下のページを開いて「changepoint_2.2.2.zip」をダウンロード。
https://cran.r-project.org/web/packages/changepoint/index.html

展開して出てきた「changepoint」フォルダ一式(「changepoint2.2.2」ではなく、その中にあるフォルダ。以下同様)を、Rのライブラリ置き場にコピーする。
例)C:\Program Files\R\R-3.3.2\library

・ zooライブラリのインストール(※changepointライブラリの読み込みに必要)
以下のページを開いて「zoo_1.7-13.zip」をダウンロード。
https://cran.r-project.org/web/packages/zoo/index.html

展開して出てきた「zoo」フォルダ一式を、Rのライブラリ置き場にコピーする。
例)C:\Program Files\R\R-3.3.2\library

・ ライブラリの読み込み
WindowsのスタートメニューからRのアプリケーションを起動し、[パッケージ] > [パッケージの読み込み] > [changepoint]を選択してOKを押す。
成功すると「Successfully loaded changepoint package version 2.2.2」と表示されます。

ここで一旦PCを再起動。

・ Golden CheetahでRを有効化
Golden Cheetah3.4を起動し、ツール > オプションから以下のように設定。(インストールディレクトリは環境に合わせて変更してください)

Rの有効化

これでRを使ったチャートも見られるようになっているはずです。

ちなみに、R系のチャートはパラメタ設定のGUIがまったく用意されていないため、Trends側のチャートだと問答無用で過去データを全部引っ張ってきてしまいます。
ただ、チャート画面で「console」というチェックを入れると、ユーザーがRのスクリプトを直接編集できるようにはなっているので(←なんだこのフリーダムな仕様は)、頑張れば対象期間を絞ることはできそう。

この辺なんだろうけど……
## get data
compares <- GC.season.metrics(compare=TRUE)
## all pmc data
pmc <- GC.season.pmc(all=TRUE, metric="TSS")

でも書式がさっぱりわからないので色々試したけどダメでした。どなたか詳しい方、コードをいじって期間を絞る方法ご存じでしたらアドバイスいただけると……。

そんな訳で、もう最後まで読んでいる人はいないかもしれませんが(汗)、今回のバージョンアップでさらにデータ分析機能が強化された印象です。
やはりこれだけの機能を持つソフトがフリーというのはすごい。

【関連記事】
Golden Cheetahでグラフを重ね合わせて比較を行う方法
Golden Cheetahでヒートマップを作成する方法
Golden Cheetahでパワースパイクを修正する方法
Golden Cheetah 3.2正式版の新機能
Golden Cheetah3.1正式版の新機能
Golden Cheetahの「ルートの視覚化」が楽しい
Golden Cheetahで簡易的に「マッチ」を探す方法
Golden Cheetah 3.0正式版をインストールしてみた

  1. 2016/12/02(金) 12:10:45|
  2. パワトレ関連
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Xertの新機能

ひと月ほど前になりますが、Xertで新しい機能がリリースされました。

大きな変更点はXSS(Xert Strain Score)という指標を導入したこと。これは、「FTPを基準としてトレーニングのストレスを定量化したもの」という点でTSSとかなり似ていますが、TSSと異なるのは以下の通り。

①休息中は蓄積されない
②強度が自分の限界に近づくほど高く評価する
③短時間(30秒以内)の爆発的出力も平滑化せず評価する

これらによってトレーニングの効果やフィットネスの状態をより正確に可視化できるのだそう。

そもそもTSSってFTPレベルの全力走を1時間やってもお散歩ペースで4時間走ってもどっちも100だったりします。しかし得られる効果はまったく異なる。
また、TSSの計算で使うNP(Normalized Power)はパワーの変動を一定出力にならしたものなので、瞬間的な高出力があっても埋もれてしまったりする。
この辺を見直して改良を加えたものがXSSであると。

さらに、このXSSの積み上げによってトレーニングのステータスやフォーム(調子)を確認できるようにしたのがXPMC(Xert Progression Management Chart)というもので、My Fitnessの画面から確認できるようになりました。

XPMCチャート

これはGolden CheetahのPMCグラフと大体同じです。面白いのは、色によって調子の良さが視覚化されていること。赤が一番疲れている状態で、順にオレンジ→青→緑と調子が良い(=疲れが抜けている)状態となります。
長期・短期ストレスについてはXSSの42日間・7日間の移動平均から計算しているので、これはCTL・ATLと同じ。

ではTSSと比べて実際どうなのか?というところですが、比較してみると確かに短時間のスプリントやインターバルなどで強度を上げ、CPグラフに近づいた日は高めのポイントがついていました。
逆に流した日など強度が低い日はほぼTSSと同じ数値に。

ただ、これによってストレスバランスのグラフが大きく変わるかというと、そんなに変わらないような……。まだサンプルが少ないからかな。長期的に積み上げていけばまた違う結果が出るのかもしれない。
あとはGolden CheetahみたいにXSSのマニュアルエントリーができるといいなあ。(あるのかもしれないけど)

他にもワークアウトの順番を変えるとXSSも変わるとか興味深い話もありましたが、まだ理解が追いついていません。
しかし、こういった新しい指標が出てきたのは面白いなと思います。

ここからは勝手な予想ですが、将来的にはトレーニングによってどういった種類の能力(エンデュランス、しきい値パワー、VO2MAX、スプリント、あるいはそれらの繰り返し能力)を伸ばせたのかを各ゾーン毎に数値化できたらいいなと。
やはり、どうしても一つの数値だけでは限界があるというか、トータルのボリュームはわかっても、どのゾーンが強化できたか(あるいはできていないか)がわからないので。

【関連記事】
Xert OnlineにStravaのデータを取り込んでパワープロフィールを作成してみた
Baron Biosystems創業者の方からのメール(Xertの正しい読み方が判明)

  1. 2016/11/21(月) 12:49:46|
  2. パワトレ関連
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Baron Biosystems創業者の方からのメール(Xertの正しい読み方が判明)

Xert onlineについての記事を書いてから2日後、Baron Biosystemsドメインからメールが来ていて、たぶんユーザー向けのお知らせだろうなと読まずに放置していたのですが、後日よくよく見たら同社の創業者であるArmando Mastracci氏から自分への個人宛てメールでした(@o@;
しまったー、4日も放置しちゃった……。

メールの内容をかいつまむと、

・ Xertについてブログにポストしてくれたことへのお礼(Google翻訳で読んでくれたようです)
・ 貴方のアカウントを「アンバサダー会員」にアップグレードし、以降費用は発生しないということ(おお!使い放題?)
・ 今後さらに多くの機能を追加する予定であり、引き続き日本のユーザーに新機能の紹介をしてほしいということ(善処します……)
・ 間もなく、我々は改善されたTSSとNPをベースにした○○○をリリースする予定(公開前の情報なので一応伏せ字に)
・ 我々には非常に多くの日本人ユーザーがいるので日本語対応を進めたい(これはぜひ!)


という訳で、月額$9.99のサービスをなぜかタダで使っていいことになりました。
アカウント情報を確認してみると、確かに「Ambassador」になっている。

今度から名刺に「Xertアンバサダー」って書こう(笑)

冗談はともかく、せっかくの良い機会なのでお礼のついでにMastracci氏に二つ質問を投げてみました。

1. レーダーチャートの中で、自分のCPよりも高い数値が表示されているように見えますが、これはなぜでしょうか。
2. "Xert"は何と発音すれば良いですか?:-)


すぐに返答が来まして、まず1については「Power Duration calculator」というページで時間ごとの最大パワーの見直しが可能とのこと。このページです。
メイン画面の左のメニューにある、「Signature Calculator」からもいけます。

ここで3つのサンプルを登録するとパワーカーブを再計算できるらしい。マニュアルによると、おすすめは①1秒の最大パワー、②20分などのFTPテストに近い時間の最大パワー、③日常的にオールアウトにトライしている時間の最大パワー、だそう。

ただ、自分の場合は実際のCP値との乖離が大きかったところを選んで、10秒、2分、10分を登録してみました。
保存してリロードすると……おお、かなり実際の数値に近いチャートになった!
Threshold Power(FTP)の推測値も、今自分が使っている値と1Wの違いしかない。これは良さそうです。

なるほど、つまりStravaなどの過去のアクティビティデータをベースにしつつ、より精度を上げるために3つのサンプル値を登録するという合わせ技なのだな。

もう一つの質問のXertの発音については、「"exert"という英単語と同じです」という回答。これは努力するとか、全力を尽くすという意味の単語から取ったのだそう。日本語で書くなら「エグザート」ですかね。
創業者の方が書いていたのでこれは間違いない情報です(笑)

そんな感じで、お忙しいだろうにとても丁寧に回答をくださって嬉しくなりました。お言葉に甘えてしばらく使ってみようかな。

ちなみに、一度Stravaのデータを取り込んだ後は、「My Fitness」画面の名前の右にある「Sync my recent activities」ボタン(矢印がぐるぐる回ってるアイコン)を押すと、自動的に最近のアクティビティを読み込んでくれるようです。いちいちデータを選んだりする必要がなく、何も考えずにボタンを押せば最新のアクティビティまで同期されるのでとても楽。

【関連記事】
Xert OnlineにStravaのデータを取り込んでパワープロフィールを作成してみた
Xertの新機能

  1. 2016/10/05(水) 12:42:38|
  2. パワトレ関連
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
| ホーム |
次のページ