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『最新!トッププロが教えるロードバイクトレーニング2015』

『最新!トッププロが教えるロードバイクトレーニング2015』

たまたま本屋で見かけて、何かのヒントになるかなと思って買ってみました。
ブリッツェンのメンバー(鈴木真理選手、鈴木謙選手、増田成幸選手、阿部嵩之選手、大久保陣選手)と元ブリッツェン監督の栗村修さんによる座談会形式で、栗村さんがメンバーに質問を振りつつ話を進めていく、というスタイル。

個人的になるほど、と思ったところをいくつか挙げてみます。カッコ内は自分の補足と感想。

・トレーニングレベルについて
練習相手はどれくらいのレベルが適切か。「自分よりやや強い」が多数だが、「やや弱い」が良いという意見も。それは強度を上げすぎないため。
(この後も何度か「トレーニングで追い込みすぎない事が大事」という発言が出てくる)

いずれにしてもトレーニングする集団の力は均一が望ましい。千切れて単独でダラダラ走っても練習にならない。
また、パワーメーターは「追い込みすぎない」ために使う。
(「追い込むため」ではなく「追い込みすぎないため」。こういう使い方は実践したい。チーム練では見る余裕ないけど……)

・パワーメーターの活用方法
一部のプロは個人でパワーメーターに詳しいトレーナーをつけている。トレーナーにデータを送って、一週間とかのスパンでメニューを送ってもらう。チームとしての活用は、例えばシマノだとTSSでのストレス管理くらい。
FTPの簡易計測法はどの選手も知らなかった。20分走の結果は20分走の強さであって、FTPとは領域が異なる、という意見。
(全体的に、FTPやLTの数値よりも「何分で何ワット出せるか」を重視している印象。一方で、パワーメーターをあえて使わず感覚を重視している人もいる)

・パワーゾーンの考え方
アマチュアは7段階に分ける、という話に全員ビックリ(笑)。「3~4段階で十分では」と。イージー、メディオ、ソリア、スプリント。
しかしレース中はワットを見ない、心拍計はつけないという人が多い。理由は調子がわかっちゃうから。でもTTではコントロールのために見る。
(パワーゾーンによる強度管理やデータ解析については、トレーナーを雇わず自分でやっているアマチュアの方がずっと厳密で詳しいのかもしれない)

・どの領域を強化すべきか
スプリントの話で、キッテルは70kgで1600W出せると。しかし重要なのはレースの最後にどれだけ出せるか。
ヨーロッパでのスプリントメニューは53-18か19でゼロ発進10秒もがき。高速域からの練習はなかった。
日本のレースで勝つためにはFTPよりも1~3分で出せる出力と、その繰り返し能力が重要。ヨーロッパでも一瞬のひと踏みがないと遅れる。
10分走だとLT領域も短時間も強化できる。
(ゼロ発進はこれから取り入れてみようと思った。1~3分の話は自分も同意見。といってそればかりやっててもダメだが……)

上記以外にも食事の話などもありますが、やはり自分としてはパワートレーニングに関するところが興味深く読めました。
あと、別ページで栗村さんによる「剛性」についての解説がとてもわかりやすい。これからフレームを選ぶ人で、自分の乗り方がわかっているなら参考になると思います。

残念だったのは「回復」についての話が聞きたかったなあ、という事。
回復はトレーニングと同じくらい大事なので、その辺のノウハウが聞けたら良かったのだけど……。(秘中の秘?)

全体的には、重要そうなところにマーカーが引いてあったりして読みやすいし、章の最後に簡潔なまとめがあるのでそこを読むだけでも参考になります。
特に栗村さんの質問が、「そうそうそれを聞きたかったんだよな~」というものばかりで的を射ており、さすがだなと思いました。
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  1. 2015/02/13(金) 08:16:14|
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