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Golden Cheetah 3.2正式版の新機能

Golden Cheetah 3.2

フリーのパワーデータ解析ソフト、「Golden Cheetah」のバージョン3.2正式版がリリースされたので、早速アップグレードしてみました。

ダウンロードはこちらからできます。
GoldenCheetah Version 3.2 (Release) Download

主な新機能はこんな感じ。(他にもありますが追い切れず)

・ラン、スイムのデータ取り込みに対応
・ラン、スイム専用の指標(GOVSS、SwimScore等)を追加
・MOXY(パルスオキシメーター)対応
・Garmin Vector対応
・Tacx Vortexと連携してリアルタイムなデータ表示
・登り区間やパワーの維持時間に応じてインターバル区間を自動検出
・W' bal用のゾーンを追加
・斜度、ギアレシオのグラフ表示追加
・地図上にインターバル区間を直接指定可能に


■導入時の注意点

今回のバージョンから、ライドデータをネイティブJSONフォーマットに変換して保管する仕様になっています。要はこれまでと保存形式が変わり、過去のライドデータも自動的にすべて変換されるので、念のためということでインストール時にユーザーデータのバックアップを勧められます。
インストール時、「Accept conditions and proceed with Upgrade」というボタンを押す前に、その上に表示されたディレクトリ以下をバックアップしておきましょう。

また、アップグレード中に「-> Error moving file : C:/Users/...」というエラーが出ることがあります。
これはJSON形式に変換できなかったファイルが残っているためで、このエラーが出ても起動はできますが、放っておくと起動のたびに同じエラーが出ます。
解消するには、エラーしているファイルをユーザーディレクトリの直下から別の場所に退避すればOKです。
「Proceed to Athlete」というボタンを押すとメイン画面が起動します。

念のため旧バージョンを残すのであれば、インストール先のディレクトリ名を変えておくと良いです。(「GoldenCheetah」→「GoldenCheetah3.2」など)

■新機能について

新しいデバイスへの対応は(持ってないので)後にして、個人的にいいなと思ったところからいきます。

・Slope(斜度)とギアレシオがグラフ表示できるようになった

slope_gearratio

[Activities] > [Ride]でグラフを表示させると、デフォルトで「Slope」と「Gear Ratio」が追加されているはずです。もしなければ、グラフ画面左上の[More] > [All Chart Settings] > [Curves]から「Slope」と「Gear Ratio」にチェックを入れると出てきます。

Slopeは斜度(%)を表し、標高グラフからでは読み取れない微妙な斜度の変化がわかります。
ギアレシオは、More Powerではお馴染みですがスピードとケイデンスから逆算して走行中のギア比を推測する機能。ただし歯数の設定まではできません。推測値なのでそれなりに誤差もありますが、どの辺りでギアを上げ下げしたかは大体わかります。
これはいろいろ活用できそう。
ギア比から歯数を調べたい時はこちらのサイトが便利です。(自転車探検!ギア比表)

・インターバル区間を自動抽出してくれる

インターバル

[Activities]を選ぶと画面の左側にある「インターバル」のところに「EFFORTS」という項目が追加されています。
ここに、「L7 SPRINT」とか「L6 MATCH」といったように、アクティビティログから抽出されたインターバルが自動的に追加されます。また、グラフの最下部にも抽出された区間に色がついて目立つようになっています。

「インターバル」という名前ですが別に繰り返しの箇所を見ている訳ではなく、要は「高強度の(パワー)ゾーンを一定時間以上維持した区間を自動で切り出してくれる」というもの。
いわゆる「マッチ」をどこで何回燃やしたかを見るのに近いのではないでしょうか。

オプション_インターバル

インターバルが抽出される条件はいくつか選べて、[ツール] > [オプション] > [インターバル]から設定可能。パワーの持続時間を条件とするのであれば「Sustained efforts and matches using power」にチェック、1秒、5秒、30秒など決められた時間単位のMAX値を知りたいのであれば「Peak powers for cycling 1s thru 1hr」を選びましょう。
「Ascents for hills and mountains」にチェックを入れれば登り区間だけを自動抽出するといったこともできます。ただし斜度の変化によっては途中で切られてしまったりする場合もあるので、厳密にスタート/ゴールを切りたいのであれば自分で範囲選択するのが確実。

・サマリー画面にCTL/ATL/TSBの表示が追加された

CTL_ATL_TSB

[Activities] > [Summary]で表示される項目に、ワークアウト後のCTL(長期ストレス)、ATL(短期ストレス)、TSB(ストレスバランス)が追加されました。
これらは[Trends] > [PMC]でも確認できますが、サマリー画面で見られるのは便利。
BikeScoreはTriScoreに名称変更されたようです。
RRって何だっけ……?

・TSS、NPが確認できるようになった(前からできたかも)

DIARY_TSS

細かいんですがTriScore(BikeScore)とTSS、xPowerとNPは似ているようで異なり、計算式が違うため微妙に値がずれます。
どうしてもTSSとNPが見たいんだ!という場合、[Diary] > [Activity Log]から過去のログを見るとTSSとNPが確認できます。

・W'balのゾーンが追加された

W'bal Zones

これは割とどうでもいい話かもしれませんが、[Activities] > [Summary]の各ゾーン滞留時間のところにW'bal(自分のCPに対する達成度)のゾーンがさりげなく追加されていました。
割と適当な感じで5000ごとに区切って4段階。ただ、5000以下から最大負荷レベルというのは感覚的に馴染む気がします。5000以下まで追い込むのは本当に辛いです。マイナスになったらCPを更新したということ。

・地図上に直接インターバル区間を設定できる

すいません、これやってみたのですが全然使い方わかりません(笑)
確かにマップ上をクリックするとインターバルの「USER」エリアにセグメントが追加されるのですが、そこから先がよくわからず。指定された2点間の記録を切り出せるのかなーと思いきや、そういう感じでもなく。

・その他、新デバイス対応など

chart settings

えー、ここから先は持ってないのでよくわからないのですが、一つはマルチスポーツ対応ということでラン/スイムのデータを取り込めるようになったと。ForeAthleteとかあの辺ですかね。それに合わせてラン/スイム向けの指標がいくつか追加されています。
ランの項目にある「ケイデンス」ってつまり「ピッチ」のことなのかな。

それから、MOXYのサポート。これは酸素飽和度測定器、いわゆるパルスオキシメーターの製品名ですが、デバイスから直接データを取り込む事で筋肉中のヘモグロビンの酸素飽和度が何%だったかをグラフで確認できるらしい。
こちらも同様にSmO2やO2Hbといった新しい指標が追加されています。

あとはGarmin Vector対応。これも左右バランスやトルク、スムーズネスなどをグラフ表示可能。

という感じ。
毎度のことながら新機能が多くて把握しきれない(笑)
また気づいたことがあれば追記したいと思います。

[追記]
細かいところですが、もう一つ便利機能と便利じゃなくなった機能(笑)を見つけたので追記します。

・インターバル区間をダブルクリックで拡大表示ができる

左側のメニューで、自動的に抽出されたインターバル区間や自分で切り出した区間をダブルクリックすると、自動的にその区間のグラフが拡大表示されます。グラフ最下部のマーカーをダブルクリックでもできます。

インターバル区間(グラフ)

これまでは右クリックメニューの「インターバルの拡大」を選択する必要があったので操作が楽になりました。
ただしズームアウトは今まで通り右クリックメニューから選ぶ必要があります。(または、カレンダーで別の日を選んでまた当日を選び直す。こっちの方がラク)

・インターバル区間をまとめて削除できなくなった

まとめて削除

これまではインターバル区間を複数選択→右クリックメニューから「インターバルを削除」でまとめて削除ができたのですが、なぜか1件ずつの削除しかできなくなってしまいました。
なんで?

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  1. 2015/08/27(木) 08:38:03|
  2. パワトレ関連
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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MOXY知らなかったのでHPみてみました。SmO2とは?SpO2とかわらないんじゃね?その割には高い機械(1000ドルくらい)だなー、とおもったら、違いを解説しているビデオがありました。
http://my.moxymonitor.com/blog/bid/335806/How-Moxy-is-Different-Than-a-Pulse-Oximeter-MoxyMinute?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_content=3917781
  1. 2015/08/28(金) 13:09:27 |
  2. URL |
  3. MIK #-
  4. [ 編集]

> MIKさん
情報ありがとうございます。MOXY、私も初めて知りました(笑)
なるほどー、動脈ではなく毛細血管の酸素飽和度を測定するという点でパルスオキシメーターとは違うのですね。運動時の変動を見るのにより適している、ということでしょうか。
  1. 2015/08/28(金) 14:38:56 |
  2. URL |
  3. puyan #U6MtqSYY
  4. [ 編集]

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