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Evernoteで「後から活用しやすい練習日誌」を作る

Evernote

2009年頃からなんとなくEvernoteで練習日誌をつけるようになって、気がつくと練習日誌だけでノート数が1000を超えていました。
いっぱい練習日誌を書いたからといって強くなれる訳ではないという事実が明らかになったことはここでは置いておくとして、Evernoteを使うと過去に同じような練習をした時の記録を探しやすかったり、不調の時にヒントになる情報が拾えたりするので、こんな使い方もありますよという感じで簡単に紹介したいと思います。

Evernoteの基本的な使い方はいろんな所に載っているのでここでは割愛。
これから書く内容は、要は「様々な角度からタグをつけることで後から特定条件で拾いやすくする」というやり方です。
全文検索も便利なのですが、あえてタグ付けする理由は一貫性を保つため。テキスト検索だとどうしても表記の揺らぎが出てしまうので。

以下、操作方法はすべてWindowsのWeb版Evernoteをベースに説明しています。

■ 「練習日誌」タグを作る

まずは「練習日誌」タグを作りましょう。「トレーニング記録」でも「勝利への道」(笑)でもなんでも可。
以後、練習日誌を書いたら必ずこのタグをつけるようにします。

■ タグの「スタック」の作り方

Evernoteはタグの下にタグを配置できます。「スタック」と呼ばれていますが、ツリー構造のようなものです。
やり方は、あるタグを別のタグにドラッグ&ドロップするだけ。例えばタグAをタグBにドラッグするとBの下の階層にAが入ります。

以下、作ったタグは全部「練習日誌」タグの下に入れます。

■ ゾーンごとのタグを作る

パワーメーターを使っているならパワーゾーンを、心拍ベースなら心拍ゾーンのタグを作ります。

例)「L3」「L4」「SST」「全力」など

作ったら「練習日誌」タグの下に入れます。以下同じ。

■ 持続時間ごとのタグを作る

一定時間同じ出力や心拍を維持するようなワークアウトを想定して、自分がよくやる時間を追加します。
強度は無視してください。

例)「5分」「10分」「20分」など

■ プロトコル(手順)ごとのタグを作る

決められた形を複数セット繰り返すようなワークアウトを想定して、自分がよくやるメニューを追加します。
これも強度は無視します。

例)「30秒+30秒」「1分+1分」「オーバーアンダー(3+2)」「タバタインターバル」「FTPテスト」など

■ 場所ごとのタグを作る

定期的に行く場所や、チーム練で使うコースなどを追加します。

例)「○○周回」「○○山」など

これで準備完了です。
ここまでで、タグはこんな感じになっているはず。

練習日誌
├ 1+1
├ 10分
├ 15分
├ 2+2
├ 3+2
...


あとは練習日誌をつけていく訳ですが、ここで重要なのは、「何をやったか」だけでなく、
・ ワークアウト時のデータ(平均ワットや心拍)
・ 主観的強度(どれくらいきつく感じたか)
・ フィジカルコンディション(疲れが残っているとか風邪気味だとか)
・ メンタルコンディション(ストレス、モチベーションなど)
・ その時意識していたこと(ペダリング、筋肉の使い方、フォームなど)

についてもなるべく細かく書いた方が良いということ。こういう情報が後々役立つので。

全体的な統計値については、既にあるもの、例えばGolden Cheetahのアクティビティサマリー画面から「Totals」「Averages」「Maximums」「統計」あたりをガバッとコピーしてそのままノートに貼り付け、が楽です。
Golden Cheetah3.2以上であれば「統計」にトレーニング後のTSBも表示されるので、当日ストレスバランスがどうだったかも後から追えます。

練習日誌を書いたら、先ほど作ったタグを「該当するもの全部」つけていきます。
例えばL4を10分やったのであれば、「L4」と「10分」タグを追加(そのまんまですが)。
そして、後からL4 10分を検索したい時は以下のようにします。

・Ctrlキーを押しながら「L4」タグを選択し、押したまま「10分」タグを選択

こうすると複数のタグを選択でき、条件に合致するノートだけが列挙されます。Ctrlキーを押さないと単一条件になってしまうので注意。
これで、前回おなじワークアウトをやったのはやったのはいつだったか、その時のワットは?心拍は?主観的強度は?というように比較ができます。
あるいはこれからやろうとしているワークアウトで、前回は何ワットだったかを調べてトレースするのにも使えます。

そしてある程度ノートが溜まってくれば、1年前と比較したり、レース前の調整で何をやっていたか、その結果それがうまくいったかどうかを見たり、絶好調の時に何ができていてどんな感覚だったか、逆に不調の時のメンタルやストレスバランスはどうだったか、そこからどうやって抜け出したか、などなど色んな分析ができます。
また、ノートごとに数が表示されるので、

├ 5分(24)
├ 10分(31)
├ 20分(3)


例えばこんな状態だったら20分をもう少しやらないとな、というようにメニューの偏りを客観的に見たりできます。

これらは使い方の一例であって、もっとスマートなやり方があるかもしれませんが、情報をただ溜めるだけでなく後から取り出しやすい状態にしておけば活用の幅が広がるはず。
ということでいろんなタグをつけてみると後で面白い発見があるかもしれません。
【携帯・インターネット】カテゴリーの記事

  1. 2015/12/17(木) 04:56:15|
  2. 携帯・インターネット
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  4. | コメント:4
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このデータ整理スキルは趣味の世界を超えてる気がするのですが。。。
才能なのか、しっかり体系づけて学んだとか。
スポーツの世界って上級者になればなるほど感覚の世界の占めるウエイトが大きくなってくると思うので数値と感覚をセットで記録しておくって大事なのかもしれませんね。
(自分はめんどくさがりなのでやらないですが・・・)
自分もEvernoteでメモを取ろうと何度もトライしていますが結局ノートに鉛筆でメモ
みたいな感じです。手で書いたほうが頭に残る感じはしますが最大の難点は書いたことをすぐに見つけられない(検索)できないことですね。
  1. 2015/12/26(土) 21:05:42 |
  2. URL |
  3. tao #-
  4. [ 編集]

> taoさん
なんだか誉めていただいて恐縮です!
練習していた時の感覚って3日もすると完全に忘れてしまうので、必ず残すようにしてます。同じワットでも全然辛さが違ったりしますし。
そういった記録を残すようになって気づいたのは、「股関節で踏む」とか「上体を使って登る」とか、これをやれば速くなれる、と信じたいろんなブームが来てはすぐ去っていくということです(笑)
  1. 2015/12/27(日) 13:51:07 |
  2. URL |
  3. puyan #U6MtqSYY
  4. [ 編集]

あ、この体重の乗せ方すごくいい!! この感覚だ!!と思って少し喜んで続けていても
いつの間にか「そおいえば最近やってないな」みたいなことたしかにありますよね。
ログを見れば思い出すきっかけになりますね。

感覚の世界って人に言われてその通りやっても多分違っていて、自分なりに解釈を加えて
自分なりの感覚で人に説明できるくらいならないとものになって無いんでしょね。

実は新城選手とか力を入れている部分とか感覚とかタイミングとか全然違うかもしれないんですよね。 プロの脳の電気信号なんかをコピーしてほか人の脳に取り込んでプロの感覚を体感できるみたいな仕組みができたら地道に技術を磨く練習なんてなくなるかもしれませんね。(基礎的な体力はいかんともし難いですが)
  1. 2016/01/04(月) 22:59:38 |
  2. URL |
  3. tao #-
  4. [ 編集]

> taoさん
そうなんですよね。データは残りますが感覚はすぐ忘れてしまうので、特に自己ベストタイムで登れた時とか良いパフォーマンスが出せた時の感覚は必ず書き残すようにしてます。あとは疲労の残り具合とかですね。単に疲れが抜けていただけという事もあるので。

脳の電気信号の話は興味深いです。プロの走りを「体感」できたら面白いですね。モーションセンサーの技術が発達したら、スポーツの理想的な動きをたたき込む大リーグ養成ギプス(古い)みたいなのが出てくるかもしれませんが、自転車の場合は動きよりも「どこの筋肉に意識を置いているか」が重要なので再現が難しそうです。
  1. 2016/01/05(火) 15:41:32 |
  2. URL |
  3. puyan #U6MtqSYY
  4. [ 編集]

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