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Xert OnlineにStravaのデータを取り込んでパワープロフィールを作成してみた

xert

■ Xert Onlineについて

Baron BiosystemsのXert Onlineというパワーデータ解析サービスを使うと、Stravaの過去データから簡単に現在のパワープロフィールを生成できます。これがなかなか面白かったので手順をメモ。(いまいちわかっていない部分もありますが)

その前にXertがどんなサービスかというと、

・ StravaやTraining Peaksからアクティビティログを取り込める
・ ログを元に、20分テスト等をせずにフィットネスレベルを測定
・ ランキングデータベースを使って自分の得意な領域、苦手な領域を他のXertユーザーと比較
・ 進捗グラフによりトレーニングの状態・強度を確認
・ 自分の体力と目標レースの日程に応じたおすすめのワークアウトを提案
・ コーチングサービス
・ よりパーソナライズされたMPAベースのワークアウト機能


といった感じ。$9.99/月の有料サービスですが、ユーザー登録すれば無料で30日間の試用ができます。
MPAについては後述。

そもそもXertって何て読むんだろ。サート?ザート?エクサート?
Zwiftもそうだけど読み方をちゃんと書いといてほしい(笑)

あと、前提としてStravaのアクティビティログにパワーデータが含まれていることが必要です。

■ Stravaからのデータ取り込み手順

Xert Onlineにアクセスして、ログイン画面で「REGISTER HERE」をクリック。

アカウント登録

・氏名、メールアドレス、国などのプロフィール情報を入力する。

・最後まで進めると登録したアドレスにアクティベーションのメールが来るので、本文中の「Activate your Xert Online account」をクリック。

・再びログイン画面が出たら、登録したID/パスワードでログイン。

・一つずつ質問が出るので回答していく。
 年齢、性別、体重(「KG」を選ぶ)、脚質、目標レースがあればその日付。
 脚質は、スプリンター寄りなら左の方、TT/ヒルクライム寄りなら右の方、どっちでもいけるなら真ん中あたりで。

・「Help us measure your initial performance level by providing us with activities」と出たら、Stravaを選択。
 「Connect with STRAVA」ボタンを押してStravaへ認証。期間は「YEAR」を選択して、「FINISH」ボタンを押す。

Strava同期

・するとStravaデータの取り込みが始まるのでしばらく待つ。

これで取り込みが終われば完了です。

■ パワープロフィールを見てみる

取り込みが終わるとプロフィール画面が表示されます。
「Threshold Power」はアクティビティから計算された(現在の)FTP。
「10 Second Power」は10秒のMAXパワー。(ここは選択した脚質によって違う時間が表示されるっぽい)
「Recommended Workouts」は脚質ごとのおすすめのワークアウト。自分が選んだ脚質とは無関係に提示される。
「Training Status」は自分のトレーニングレベル(5段階)。

面白いのはここから先ですが、その前にまず対象期間を広げておきます。
プロフィールの右下の方にある対象期間の指定が「Forever」以外になっていたら「Forever」に変更。

対象期間

まずはフィットネスランキング。
ここも選んだ脚質によって単位時間が変わります。自分の場合はスプリンター寄りを選んでいたので10秒パワーでした。

フィットネスランキング

左の円は自分のベストに対して現在のパフォーマンスが何%達成できているか、右の円はXertユーザーの中で自分のランクがどれくらいかを表します。

右の円では、「Median」が中間値で、「90th Percentile」が上位10%の数値。自分の現在の数値1123W(ん?10秒でこんなに出ないんだが……)に対し、上位10%は1294Wで、位置的には77%らしい。身体のデカイ欧米人が多いだろうから不利だなあ。そもそも中間値で917Wって……。

お次はいよいよレーダーチャート。

チャート

うわ、すっごい偏ってる!(笑)
薄々予想はしていましたが。

時計の12時の場所が10秒パワーで、そこから時計回りに長くなっていって、最後は2時間以上(Infinite Power)。
それぞれの軸上にある点にマウスオーバーすると詳細が表示されます。
自分の場合、例えば2分だと7.4W/kg(これまたやけに高い)でランクは全体の86%、中間値は5.8W/kg、90th Percentileは7.8W/kg。
一方で1時間では271W(なぜかこっちはW/kgではなく絶対値、あと、やっぱりこんなに出ない気が……)で全体の45%、中間値は279W、90th Percentileは351W(!)。

全体的に数値が高めなのが気になるものの、どの領域が得意でどこが苦手か、という傾向は掴むことができそうです。

最後は進捗グラフ。

プログレッションチャート

もし対象期間が直近の数週間になっていた場合は、下の図のスライダーを左端まで寄せると全体を見られます。

スライダーバー

グラフ上では、ベストの数値を更新した日やFTPの変動がわかるようになっています。
あと、どんな脚質向けのトレーニングをしていたか、もわかる?
ちょっとこの辺は見方がよくわかっておらず。

■ 感想

まだ軽く見てみただけですが、かなり高機能なのは間違いないです。しかし、肝心の各時間単位ごとのCPが若干(かなり?)高めに設定されている気がする。Threshold PowerもGolden Cheetahの推測CPに比べると高め。
あと、レーダーチャートで軸によって絶対値だったりW/kgだったり、統一されていないところも気になる。

それでも、過去データを放り込むだけでパワープロフィールを生成してくれるので非常にお手軽だし、自分の得意分野・苦手分野を確認したり、進捗を見たりするのには便利かと。
通年利用までしなくても、年に1回1ヶ月だけ契約して、過去1年分のStravaデータからプロフィールを作るだけでも1000円分くらいの価値はあるかもしれません。

あとはワークアウトの作成機能もあります。普通に時間とワットの組み合わせで設計する他に、MPA(Maximal Power Available)という指標を使うこともできる。MPAとはリアルタイムに変動する、単位時間あたりに出せるパワーの上限値のこと。

例えばある人が1秒持続できる最大パワーが1000W、5分間持続できる最大パワーが300Wだったとして、300Wを維持するワークアウトを始めた場合、スタート時に1000WだったMPAは徐々に降りてきて5分後には300Wとなり、パワーグラフと接する。パワーを緩めるとまた戻っていく。(Golden CheetahのW'balみたいな感じ)

これを使って、MPAがTP(Threshold Power)の200%に達するまでワークアウトを続けるとか、インターバルでの不完全回復を狙ってMPAが(MPA自身の)80%まで回復したら次のセットを始める、というような設計ができます。当然、持続時間は切りのいい数字にはなりません。しかし設計したワークアウトはTCXに出力できるのでGarminのワークアウト機能を使えばその通りにできると。
はい、マニアック過ぎるのでもうやめましょう(笑)

ちなみにConnect IQでXertのアプリを入れるとMPAをリアルタイムで確認できたりするみたいです。自分の限界点がじわじわ近づいてくるのが可視化できるということか?
むしろ見たくない気が……。

ちょっとまだ調べ切れていないところもあって、いろいろ間違っていたらごめんなさい。違うところはご指摘いただけるとありがたいです。
Stravaユーザーで、パワープロフィールを手で作るのが面倒という人は試してみると面白いかもしれません。

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  1. 2016/09/28(水) 12:54:18|
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