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Xertの新機能

ひと月ほど前になりますが、Xertで新しい機能がリリースされました。

大きな変更点はXSS(Xert Strain Score)という指標を導入したこと。これは、「FTPを基準としてトレーニングのストレスを定量化したもの」という点でTSSとかなり似ていますが、TSSと異なるのは以下の通り。

①休息中は蓄積されない
②強度が自分の限界に近づくほど高く評価する
③短時間(30秒以内)の爆発的出力も平滑化せず評価する

これらによってトレーニングの効果やフィットネスの状態をより正確に可視化できるのだそう。

そもそもTSSってFTPレベルの全力走を1時間やってもお散歩ペースで4時間走ってもどっちも100だったりします。しかし得られる効果はまったく異なる。
また、TSSの計算で使うNP(Normalized Power)はパワーの変動を一定出力にならしたものなので、瞬間的な高出力があっても埋もれてしまったりする。
この辺を見直して改良を加えたものがXSSであると。

さらに、このXSSの積み上げによってトレーニングのステータスやフォーム(調子)を確認できるようにしたのがXPMC(Xert Progression Management Chart)というもので、My Fitnessの画面から確認できるようになりました。

XPMCチャート

これはGolden CheetahのPMCグラフと大体同じです。面白いのは、色によって調子の良さが視覚化されていること。赤が一番疲れている状態で、順にオレンジ→青→緑と調子が良い(=疲れが抜けている)状態となります。
長期・短期ストレスについてはXSSの42日間・7日間の移動平均から計算しているので、これはCTL・ATLと同じ。

ではTSSと比べて実際どうなのか?というところですが、比較してみると確かに短時間のスプリントやインターバルなどで強度を上げ、CPグラフに近づいた日は高めのポイントがついていました。
逆に流した日など強度が低い日はほぼTSSと同じ数値に。

ただ、これによってストレスバランスのグラフが大きく変わるかというと、そんなに変わらないような……。まだサンプルが少ないからかな。長期的に積み上げていけばまた違う結果が出るのかもしれない。
あとはGolden CheetahみたいにXSSのマニュアルエントリーができるといいなあ。(あるのかもしれないけど)

他にもワークアウトの順番を変えるとXSSも変わるとか興味深い話もありましたが、まだ理解が追いついていません。
しかし、こういった新しい指標が出てきたのは面白いなと思います。

ここからは勝手な予想ですが、将来的にはトレーニングによってどういった種類の能力(エンデュランス、しきい値パワー、VO2MAX、スプリント、あるいはそれらの繰り返し能力)を伸ばせたのかを各ゾーン毎に数値化できたらいいなと。
やはり、どうしても一つの数値だけでは限界があるというか、トータルのボリュームはわかっても、どのゾーンが強化できたか(あるいはできていないか)がわからないので。

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  1. 2016/11/21(月) 12:49:46|
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