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VRボクシングゲームの「The Thrill of the Fight」で実戦練習ができてしまった件

1年半ほど前からマスボクシング(寸止めで行うボクシング)を習っています。
最近ふと「VRでボクシングの練習ができないかな?」と思って少し調べてみたら案外いけそうだということがわかり、

s-Meta Quest 2

勢いだけでMeta Quest 2を買いました。
もっと性能の良いMeta Quest 3も出ていて一瞬迷いましたが、価格が倍くらい違うのと、とりあえずボクシングできればいいかという感じでコスパに優れる2に。あと評判のよいエリートストラップも購入。
Meta Questシリーズの良いところはWi-FiさえあればPCやスマホと接続しなくても遊べること。ソフトの購入も本体からできます。

お目当てのボクシングゲーム「The Thrill of the Fight」を買う前に、まずMeta Quest 2の操作に慣れるためチュートリアルなどをやる訳ですが、もう最初のホーム画面の時点で感動してしまう。
360度見渡すと、自分が「その場」にいるようにしか思えない。

s-Meta Quest 2_スタート画面

しかもコントローラーを持っている手まで含めて角度・位置・指の動きまでもが完璧に画面上に再現されていて、現実とバーチャルとの境界がどんどん曖昧になってきます。

Meta Quest 2_手とコントローラーの再現

ちなみにヘッドセットを被った状態で激しくコントローラーを振ったりしたら壁を叩いてしまったりしないか、という懸念についてはちゃんと対策があります。Meta Questシリーズには「ガーディアン」(守護者)という機能があり、事前にプレイエリアとその外側との境界線を定義しておくことで、はみ出そうになると視覚的なアラートが出るようになっています。
目安として2メートル四方のスペースが推奨されており、これは自室に何とか確保できました。

そしていよいよストアから「The Thrill of the Fight」(スリル・オブ・ザ・ファイト)を購入。

TOTF_logo

ソフト自体は990円と安いです。いろいろリサーチした中で「がむしゃらな殴り合いというよりは、スキを見つけて、或いはフェイントで生み出して一撃を確実に当てるという感じ」というレビューがあり、ボクシングの練習に役立つのではと思ったのがそもそものきっかけでした。

起動するといつの間にか両手にグローブが。これまた手の動きと連動してまったく違和感がない。
設定でグローブの大きさを3種類から選べますが、いつも使っている10オンスのサイズ感に近いものにしました。

TOTF_グローブ

トレーニングモードではサンドバッグを叩いたり、

TOTF_サンドバッグ

ダミー人形を殴ったりできます。あとボクシングの練習風景でよく見るパンチングボールもありますがなかなか難しい。

TOTF_ダミー人形

とりあえず試合をしてみようということで、まずは難易度EASYでスパーリングパートナーとの対戦。

s-TOTF_スパーリングの開始

静止画だと迫力が伝わらないのですが、VRでは目の前に自分より大きな男がいて殴ってくるようにしか見えず、本能的に恐怖を覚えます。
しかも試合開始直後の距離がめっちゃ近い。

TOTF_スパーリングパートナー1

対戦相手は基本的にガードが固く、やみくもに打ち込んでもダメージは与えられません。なので上下に打ち分けたりワンツーで相手の手が出るのを誘ったりしつつ、ガードが下がったら顔を狙う、コンビネーションで崩すといった駆け引きが必要になってきます。
これってもうほとんど「実戦」じゃないか。

鉄壁のガード。

TOTF_鉄壁のガード

さらに相手のジャブをパーリング(手で払う)したり、フックをブロッキングしたり、頭を下げたり後ろにそらして避ける(ダッキング、ウィービング、スウェー)といったことも可能で、要するに実戦でできることはそのままゲーム内でできてしまう。

以前から、シャドーボクシングで「打つ」方の練習はできても、相手のパンチをガードしたり交わす練習って一人だとできないので、何かいい方法はないものかと思っていましたが、まさにこれで実現できました。
というかこれを3分3ラウンドやったら完全に汗だくで、運動量も半端ないです。

鋭いパンチを打ち込んでくる。(顔も怖い)

TOTF_打ち込んでくる対戦者

自分のパンチがヒット。

TOTF_パンチがヒット

ラウンド間のインターバルに出てくるこのイスに座りたい……。(ちなみに赤い服のおじさんは自分のトレーナー)

TOTF_トレーナーと椅子

自分がパンチをもらうと画面がフラッシュし、歓声が遠くなる(意識が飛びかける)という演出があります。決定的なダメージを受けるとダウンを奪われブラックアウトに。

TOTF_パンチをもらう

TOTF_パンチをもらう2

逆にいいパンチを何回か当てられればダウンを奪えます。

TOTF_ダウン

数十回プレイしてみましたが、「The Thrill of the Fight」はボクシングゲームとして本当によくできていると感じました。ゲームというよりシミュレーターに近い。

相手によって攻撃パターンが異なりますが、基本的にガードが固く、自分の攻撃に合わせてカウンター気味に打ち返してくることが多いです。
なのでパンチを打ったら頭の位置を変えるか即ガードを固めると相手の攻撃をもらいにくく、そこでスキができたら打ち込むと確実にダメージを与えられます。

また自分のガードが下がっていると容赦なく打ち込んでくるので、常に手を顔の近くに置いてガードを意識する(これはいつも先生に言われている)ことが大事。
さらにガーディアンの範囲内ならステップワークで回り込むことも可能で、相手のラッシュを回避するため位置関係を変えながら戦うといったこともできます。

実際のボクシング教室でやっていることがそっくりそのまま試せるのがすごい。
なんでこれ990円とかで売ってるんだろ……。
ボクシングトレーニング用としても、普通にエクササイズ用途としてもかなり遊べる内容で、コスパが良すぎると感じました。

最後に感想というか、まとめなど。

[良いと思うところ]
・圧倒的臨場感
・相手とのリアルな打ち合いが技術、スタミナの面で非常に良いトレーニングになる
・場所さえあれば道具を用意しなくても運動量の高いエクササイズができる
・手数が増える
・相手のガードを崩す駆け引きがある
・ゲーム内のあらゆる操作は「アイコンをパンチする」「一定時間グローブをその位置に置く」の2種類しかないのでわかりやすい
・一度勝った相手であれば、設定でラウンド時間やラウンド数、相手が出してくるパンチの比率などを細かくカスタマイズできる
・試合後に自分が出したパンチの種類やヒット率などのスタッツを確認できる


[気になったところ]
・運動量が多いため「ちょっと気軽にやる」のが返って難しい
・汗だくになるまでやるとMeta Quest 2のレンズが曇る
・シリコンカバーがないとフェイスガードのスポンジが汗まみれに…(本体に付属しているので必ずつけましょう)
・アッパーを当てるのがかなり難しい
・(当然ながら)肘を使ったガードはできない
・Meta Quest 2のコントローラーは輪っかがついているので、ガードを固めた時に本体に当たりやすい
・回りに人がいない場所でやらないと危ない(特に子供)
・このゲームに慣れすぎてしまうと実際のマスでフルスイングで殴ってしまわないか心配なので気をつけたい


数あるスポーツの中でも手の動きがメインのものはVRと相性が良く、卓球、カヤック、ビリヤード、ロッククライミングなどは既に本物さながらの体験ができるゲームが出ていますが(※)、ボクシングは特に相性が良いかもしれません。
続編の噂もあるので出たら間違いなく買うと思います。

※ビリヤードは「MiRacle Pool - Early Access」、ロッククライミングは「The Climb」をやっていますがどちらも素晴らしい出来です
【雑感】カテゴリーの記事

  1. 2024/03/18(月) 18:22:35|
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